空っぽの独り言

好きな時に好きな事を綴る、ただそれだけ。

Hako

私のハコは、狭い。

他人の目とか、世間体とか、色んなものを気にしすぎて、どんどん天井が下がってきて、壁が押し寄せてきてしまった。この空間に入れるのも、私一人。誰かを招き入れることもできない。

ふと隣のハコを見ると、ずいぶん広い。色んな人が自由に出入りしている。みんな楽しそうで、私も行ってみたい、と思う。

でも私には入れない。自分の狭い箱から、透明なガラスの壁越しに見ているだけ。

同じ空気は、吸えない。

 

そんな私でも入れるハコが、少しだけある。

あるものは余りにも広くて、同じ空気は吸えても、ハコの中で座る私の隣にいてくれる人はいない。

またあるものはこじんまりとしていて、私を温かく迎え入れてくれる。でもそれは彼女がいくつも持っている内の一つのハコに過ぎない。同じ場所にいるけど、心は別の場所にいる。

でもいい。私を迎え入れてくれるハコは、少ししかないから。我儘を言ってちゃいけない。

 

願わくば、私の狭くてカビ臭いこのハコを、一緒に少しづつ広げてくれる人に出会いたい。

そしていつか、その人と私のハコでお茶をしたい。