空っぽの独り言

好きな時に好きな事を綴る、ただそれだけ。

3.11 私の体験

もう五年も経つのね。私は記憶力が悪すぎて去年の事さえよく覚えてないんだけど、あの時のことは不思議と今でも忘れない。

 

地震が起こったとき、私は一人で家にいた。結構揺れたけど、家が丈夫だったからか、物が落ちてきたり家具が倒れたりなんて事はなかった。だから、なんか大きい地震だなあ、ビックリしたなあって思ってテレビつけたら。

チャンネル回しても地震の報道ばっかりで。あんなに揺れたんだから、てっきり震源は近いもんだと思ってたら関東でもなく。正直、地震の当日は、こんな悲惨な災害が起こったとは把握できなかった。ただテレビから伝わってきたのは、とても大変な事になっているらしい、っていう事だけだった。

あの日、家族はみんな遅くまで帰ってこなかった。私は一人、訳のわからない状況に混乱していた。

 

あの災害は、地震だけに留まらなかったね。スーパーの水や食料が届かなくて、陳列棚がほとんど空っぽになった。それから計画停電も体験した。

あの時はテーブルにキャンドルを集めても真っ暗だから、充電してたパソコンで映画をみたり、みんなでDSやって過ごしてたな。その時はご飯作れないから、クラッカーとクリームチーズを毎日、停電の時に食べてた。

汚染水に関しても、うちの母親は今も気にしてる。原発の問題があってから暫くは母親は、しめじしか買わなかった。それに震災以降、家では水道水を飲まなくなった。五年経った今も、ずっと。

 

東北の野菜や食べ物を買おうっていう活動は多くなったけれど、やはり抵抗がある。きっと大丈夫だとは思うけど、もしも、何かあったら。そういう恐怖心に勝てないでいる。だから、また違う形で何か役に立てればな、と思う。思うだけで五年も経ってしまったのだけれど。

口先だけで、ごめんなさい。

 

ただ、忘れないということも、直接復興の手助けをすることと同じくらい大事だと思う。忘れてしまったら、助けてくれる人もいなくなる。だから、こうして一年に一度だけでも、少しでも多くの人が、あの未曽有の災害と、その犠牲になった方々のことを思い出す必要がある。そして亡くなられた方のために祈り、この災害を教訓として生きていかなくてはならない。あの震災の後、幸運にも生きている私たちが、何があったのか、未来に伝えていかなくてはならない。

東日本大震災を、私は忘れない。