有ることが難しい
普通っていう言葉が嫌いだ。
普通って誰が決めたのだろうか。あなたの普通は誰かの異常で、あなたの異常は誰かの普通なのに。
そんなの普通じゃないよ、変わってるねって言われる事も多いけど、私にとってはこれが普通で、一番いい形。
私には私のペースがある。それなのに、それじゃ遅いよ、こっちの速さに合わせて歩きなよって無理やり腕を掴まれたような感じがする。
その手を振り払うだけの強さがないから、引かれるまま駆け足でついて行くけど、結局離れた瞬間、遠くに置いていかれる。
でも逆にその方が良い。
なぜって、私の歩く速度、歩幅に合う人もいるから。無理に合わせてるんじゃなくて、自然と隣を歩いているような。そういう人は少ないけど、少ないからこそ大切にしようって思える。
この世に生きる人の99.9%にとって、私の普通は普通じゃないのかもしれない。でも0.1%の、同じ"普通"を持つ人がそばにいるということは、私を私として保つのに充分な力であって。有難いなぁと思う、今日この頃なのです。